セキュリティゲートの種類を徹底解説!メリットやデメリットも紹介

Column コラム

セキュリティゲートを設置すると、警備員を配置しなくても建物の出入り口のセキュリティ対策ができます。セキュリティゲートにはさまざまな種類や大きさがあるため、どの製品を選ぶべきか迷う方もいるのではないでしょうか。

本記事では、セキュリティゲートの種類について詳しく解説します。また、セキュリティゲートの導入メリットや導入前に知っておくべきデメリットも紹介するので、導入を考えている方はぜひ参考にしてください。

セキュリティゲートの種類と大きさの特徴

セキュリティゲートは、フラッパー式アーム式の2種類に分けられ、ゲートの動作の仕方が異なります。ここではそれぞれの特徴を解説し、種類ごとに適した利用シーンも紹介します。

また、セキュリティゲートには大型の一般的なタイプコンパクトな簡易タイプがあるため、タイプによる違いについてもみてみましょう。

板が動くフラッパー式

フラッパー式は、フラッパーと呼ばれる板状の開閉部が扉のように動くタイプです。駅の改札をはじめ、企業のエントランスなどの幅広い場所で導入されています。

また、フラッパーは通路幅に合わせて1〜2枚設置されており、重厚感を感じるデザインやオープンデザインで圧迫感がないものまでさまざまな製品があります。

開閉速度が速く混雑する場所でも使いやすい

フラッパー式はゲートの開閉速度が速く、1分間に45〜60人程度の人物が通行できます。

駅の改札で利用されているように、通勤時などで混雑する場所でも使いやすい種類のゲートです。

また、フラッパー式の製品はコンパクトなものが多いため、セキュリティゲートの設置スペースが限られている場合でも導入しやすいメリットがあります。

バーが回るアーム式

アーム式はバーのようなアームが回転するタイプで、アームの回転に合わせて一人ひとり通行する仕組みです。美術館などの公共施設や工場などで利用されています。

アーム式には、バーが1本のタイプや三又に分かれているタイプがあります。いずれも人力で開けるのが難しいため、セキュリティ対策を重視したい場所で活躍するでしょう。

一人ひとり確実に通過させたい場合に適している

アーム式は、アームによって連続した通行を防げるため、1人ずつゲートを通過させたい場所に適しています。アームの回転に時間がかかる点、1人ずつ通行しなければならない点から、フラッパー式よりも通行に時間がかかります。

そのため、利用者で混雑する場所には適していませんが、フラッパー式よりも低コストで導入できる点がメリットです。

一般的なタイプと簡易タイプの違い

セキュリティゲートには大型の一般的なタイプコンパクトな簡易タイプがあり、大きさ導入コスト設置工事の有無などが異なります。コストや設置場所の条件に合うタイプの製品を導入しましょう。

一般的なタイプは重厚感がある大型の製品が多く、設置するための工事が必要です。また、重量制限がある場所では設置できないケースもあります。

一方で簡易タイプは小型のため、設置工事不要で導入でき、低コストでさまざまな場所に設置しやすいタイプとなっています。

セキュリティゲートのメリット

セキュリティゲートは、人件コストを削減しつつセキュリティ対策ができる製品です。使い方がわかりやすく、利用しやすい点もメリットだといえるでしょう。

ここでは、セキュリティゲートのメリットについて詳しく解説します。

メリット1.人件コストを削減できる

セキュリティゲートを設置した場所には、警備員を配置する必要がありません。そのため、人件コストを削減しつつセキュリティ対策ができます。人材不足などで警部員を配置できない場所でも活躍するでしょう。

また、24時間体制で人物の出入りを監視したい場所にセキュリティゲートを導入すると、人件コストのカットだけでなく警備員の業務負担軽減にもつながります。さらに、セキュリティゲートのシステムで通行者を管理できるため、警備員の見逃しなどの人為的ミスが起こらない点もメリットです。

メリット2.セキュリティを強化できる

セキュリティゲートは認証システムを利用しており、登録済みの人物のみが通行できるように設定できます。不特定多数の人物が出入りできる場所にセキュリティゲートを設置すると、通行者を特定人物のみに限定できるため、建物のセキュリティ強化につながります。

また、セキュリティゲートの認証システムは入退室管理にも利用可能です。情報漏洩などの犯罪は、外部だけでなく内部でも起こる可能性があります。そこで入退室管理を実施すると、誰がいつセキュリティゲートを通過したかわかるため、犯罪の抑止にも繋がるでしょう。

メリット3.利用者がスムーズに使える

セキュリティゲートはさまざまな場所で導入されており、駅の改札や公共施設などで利用した経験がある方も多いのではないでしょうか。馴染みのある設備のため、利用者の精神的な負担が少なくスムーズに利用できる点がメリットです。

新しい設備を導入した場合には、利用者が戸惑ったり慣れるまで時間がかかったりする可能性があります。しかし、セキュリティゲートは馴染みがあり、使い方がシンプルでわかりやすいため、利用者が安心して使える設備だといえるでしょう。

セキュリティゲートのデメリット

セキュリティゲートは、利用の仕方によってセキュリティ対策が必要な場合があるため、利用中のデメリットを踏まえて導入しましょう。

ここでは、セキュリティゲートのデメリットを詳しく解説し、停電時のセキュリティ対策についてもご紹介します。

デメリット1.停電で利用できなくなる

セキュリティゲートは電力で動いているため、停電すると使えなくなってしまうケースがあります。停電時の対策としてバッテリーが付属している製品であれば、停電が起きても安心して利用できるでしょう。

しかし、停電対策をしていない場合は、臨時措置として警備員を配置するなどしてセキュリティ対策をする必要があります。停電時には、セキュリティゲートが動かないことで部外者が侵入しようとする可能性がある点に注意しましょう。

停電時に警備員の配置が難しい場合には、停電時もバッテリーで動作する製品を選び、部外者の侵入などが起こらないようにする対策が必要です。

デメリット2.セキュリティが万全とはいえない

セキュリティゲートを設置すると建物のセキュリティを強化できますが、前述したように停電時に利用できなくなる可能性があり、設置しただけではセキュリティが万全とはいえません

また、認証方法によってもセキュリティ面で脆い部分があります。例えば、カードキーを利用している場合は盗難による他人の不正利用などの可能性があるため、本当に利用者本人が通過したかがわからないでしょう。

対策として認証方法に生体認証を利用したり、セキュリティゲートと監視カメラと併用したりすると、高いセキュリティ効果が見込めます。対策次第でセキュリティ効果を大いに高められますが、セキュリティゲートだけでは万全とはいえない点を認識しておく必要があるでしょう。

セキュリティゲートの種類を決める際のポイント

セキュリティゲートの種類を決める際は、まずは利用シーンをイメージし、設置場所にどのような種類が適しているかイメージしましょう。次に、設置場所の広さや床の重量制限をチェックし、一般的なタイプかコンパクトな簡易タイプのゲートかを決めるとスムーズです。

利用者が多いか少ないかによっても、適切なセキュリティゲートの種類が変わります。セキュリティ対策をしつつ、管理者と利用者がストレスなくセキュリティゲートを利用するために、利用シーンに応じて適切な製品を導入しましょう。

ZENESQUEのセキュリティゲート

ここでは、ZENESQUE(ゼネスク)ゼネゲート・ゼネポール・ゼネスウィングの3つを紹介します。ZENESQUEのセキュリティゲートは、利用できる認証リーダーの種類が豊富で、必要なセキュリティレベルに応じて認証方法を選択できます。

また、定期的なメンテナンスやサポート体制が充実しているため、導入から運用中まで長期に渡り安心して利用可能です。

オープンデザインの「ゼネゲート」

ゼネゲートは、圧迫感を感じさせないオープンデザインが魅力の製品です。通路幅が600mm幅のものと、車椅子の方が利用しやすい900mm幅の2つのサイズがあります。利用者に合わせて通行しやすいサイズを選べるのが大きな特徴です。

本体重量は50kgで軽量設計のため、一般的なセキュリティゲートよりも軽く、重量制限がある場所でも設置しやすい点もメリットです。また、ゼネゲートは1分間に約45人が通行できるため、多数の利用者で混雑する場所でもスムーズな通行を実現します。

簡易タイプの「ゼネポール」

ゼネポールは、ポールにフラッパーが1枚設置されている簡易タイプの製品です。通路幅は640mm幅で、大型のセキュリティゲートを設置できない場所でも導入しやすいのがメリットです。

本体重量は27kgのため持ち運びやすく、イベント会場などで一時的にセキュリティゲートを利用したい場合などに使いやすい製品となっています。また、2台設置すると両開きゲートとしても使えるため、設置場所に合わせ台数を調整して利用できる点も魅力です。

コンパクトな「ゼネスウィング」

ゼネスウィングは、スクエア型のポールが特徴的な製品です。20×20cmのスクエア型のポールにフラッパーが設置されており、狭い場所でも導入できるため、大型のセキュリティゲートが設置できない場所で活躍します。

また、本体重量は15kgと非常に軽いため1人でも運びやすく、必要に応じて利用する場所が変わる場合に使いやすい製品となっています。定位置への設置ではなく、イベント用の移動式セキュリティゲートとして運用したい方にもおすすめの製品です。

設置場所に合うセキュリティゲートの種類を見極めよう!

セキュリティゲートは、フラッパー式やアーム式のように種類が分かれているため、利用シーンに合わせて利用者が使いやすい製品を選びましょう。

さらに、大型で重厚感がある一般的なタイプ、移動が簡単でコンパクトな簡易タイプのように、設置場所に合わせてさまざまなサイズから選択可能です。利用者がストレスなく利用でき、しっかりとセキュリティ対策ができる製品を見つけましょう。

Q&A

Q:セキュリティゲートの種類による違いはなんですか?

A:セキュリティゲートにはフラップ式とアーム式があり、種類によって1人がゲートを通行する際の時間が異なります。フラップ式はゲート通過の回転率がよく混雑する場所に適しており、アーム式は1人ずつ確実に通過させたい場所に適しています。

Q:セキュリティゲートの種類はどのように決めればよいですか?

A:セキュリティゲートの種類は、利用する人数や設置場所の広さなどで決まります。まずは利用シーンをイメージし、設置場所にマッチする製品を選びましょう。

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