株式会社ルネサンス

Case Study 導入事例

Product

ドーム型サーマルカメラ AIサーマルカメラ(ドーム型) MORE

複数人同時に検温できて、導入サポートも万全。 おかげで全店一斉導入も成功できました。

新型コロナウイルス対策の一環として、お客様の来館時に自動で検温できるシステム(サーマルカメラ)を一早く全店舗へ導入。

Company

株式会社ルネサンス様は、「生きがい創造企業としてお客様に健康で快適なライフスタイルを提案する」という企業理念のもと、1979年に創業し、全国でスポーツクラブや介護リハビリ施設など計170か所以上の施設を運営しています。 また、企業や健康保険組合の健康づくり支援や全国の自治体の介護予防事業の受託、オンライン事業、海外市場へ向けた取り組みなど、健康分野におけるサービスを多岐にわたって展開されています。

業種 スポーツクラブ事業他
事業規模 1,580名
企業HP https://www.s-renaissance.co.jp
ご担当者様
  • 施設開発部施設管理チーム 専任課長 佐藤様

Interview

Q 御社の事業内容を教えて下さい。
A

佐藤様: スポーツクラブ「ルネサンス」として、大人向けのフィットネスクラブと子供向けのスクール事業を併せて行っています。また、デイサービス事業も展開しています。

Q 弊社製品の導入をご検討なさった経緯を教えて下さい。
A

佐藤様: コロナ禍で、館内の衛生管理、ご利用者様の体温管理を行う必要が出てきて、最初はハンディの体温計で暫定的に対応していました。設置型のサーマルカメラにしたのは、2020年6月からです。5月に休業し、休業明けの対策をどうするか話し合った際に、今のままのハンディタイプの検温でよいのかという議論になりました。入り口で問診・検温・アルコール消毒するので、どうしても人手がかかってしまいます。コロナ前は1日1,000人利用者がいる施設もあり、現場のお客様対応の負担が大きな課題になっていました。

Q 導入にあたって、他社と比較はしましたか?
A

佐藤様: はい、置き型のサーマルカメラがあることは知っていましたし、時期的にも各社からさまざまな提案をいただいたので、比較検討しました。

施設開発部施設管理チーム 専任課長 佐藤様
Q そのなかからアートを選んでいただいたのはどうしてでしょうか?
A

佐藤様: 3年ほど前からセキュリティカードでカードリーダを照合して扉を開く24時間入退館システムを利用させていただいていたこともありますが、約100店舗に全店一斉導入というタイトな計画に対応していただけたのが大きな理由です。納期も2週間しかありませんでしたが、スピーディにご用意いただきました。

Q サーマルカメラ導入にあたって懸念点はありませんでしたか?
A

佐藤様: 特にありませんでした。1人ずつ検温するタブレット型ではなく、複数人を同時に検温できるドーム型である点にだけこだわっていました。施設の構造上、不特定多数の利用者が一度に入ってくる作りになっているので、複数人を同時に検温できることが重要でした。

Q 導入当初、お困りになったことはありませんでしたか?
A

佐藤様: 最初のころは体表面の温度を測るというサーマルカメラの性質をよく理解していなかったので、夏場に外で待っていた利用者が入ってすぐ検温し、エラーが止まらないということがよくありました(笑)。置き場所を工夫するようになって、今はそういうことはなくなりました。最初の頃はスタッフが画面をチェックしていましたが、今はディスプレイを外付けして利用者様がセルフチェックできるようにしています。

Q 弊社製品をご使用したご感想をお聞かせ下さい。
A

佐藤様: まだ世の中的に珍しい段階で導入したので当初はお客様もスタッフも興味津々でしたが、今ではすっかり日常の一部になっています。検温に人手を割かなくてよいので人件費を削減できるのが大きなメリットですが、一番大きいのは感染対策を万全にしているという会社の姿勢をお客様に対してわかりやすく示せること。当社の衛生評価が高い理由の一つになっていると思います。

Q 全店一斉導入を成功させた秘訣は?
A

佐藤様: 事前にオリジナルの設定マニュアルを作成しました。カメラのセットアップは各店舗に任せていたので、足並みを揃えてスタートできるよう、当社のシステム部とアートさんで協力して詳細なマニュアルを作りました。機械に不慣れな私でもスムーズに設置できましたよ。それでもうまく設置できない店舗もいくつかあったので、アートさんにフォローをお願いしました。

Q 製品に対して、何かご要望はございますか?
A

佐藤様: 機能的には十分だと思います。強いていえば、モニタリングにパソコンが必要なタイプなので、設置場所を取るのが難点でしょうか。機能優先ですから、このあたりは仕方ないことだと割り切っています。

Q アートの担当者への印象をお聞かせ下さい。
A

佐藤様: 24時間管理システムにはじまり、注文の多い中、常に誠実に対応していただいて本当にありがたく思います。十分なサポートをしていただいていると感じます。

Q アートに期待することはありますか?
A

佐藤様: コロナ禍でスポーツクラブのあり方も大きく変わってきているので、新しい時代のクラブ運営に向けて、一緒にできることがあると思います。たとえば、いま人気がある24時間ジム&スタジオは無人営業が前提の施設なので、入館システムとサーマルカメラを一体化した新しいシステムを導入しています。こうしたハイブリッドなシステムを作れるのもアートさんならではだと思います。

Q 今後の展望を教えてください。
A

佐藤様: コロナ禍によるライフスタイルの変化にいち早く対応し、レッスンのオンライン化が一気に加速しました。EC事業にも取り組み、当社のサービスを幅広くお客様に提供できる体制を想定よりも早く整えることができました。お客様との接点を大切にする会社ですので、リアルな場も大事にしたいですが、同時に新しい価値観にも対応して、お客様の健康に役立つサービスを提供しつづけていきたいと思っています。

これまではスポーツクラブ事業がメインでしたが、今後はヘルスケア分野が重要性を増すでしょう。両者を同時並行して行っているのが当社の大きな強み。その強みを最大化できるよう、サーマルカメラや24時間システムなど機械に任せられることはどんどん任せて、私たちは人にしかできないサービスに注力し、地域を健康にすることをテーマにした事業展開をしていきたいと考えています。

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